12月
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Sendee Book Club(読書会)13th
【毎週土曜10時開催】Sendee book club|代官山で読書会しませんか?
主催 : ToshihiroKaseda
イベントの説明
概要
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各自が読書した書籍の概要と見解を持ち寄りみんなでディスカッションを行う会です。
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望ましい分野は、科学技術、歴史、社会、経済等です(下に過去の課題図書を載せてあります)
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内容は難しいこともありますが和気藹々した雰囲気でしっかり勉強しています。
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要約、見解の参考例を末尾に載せてあります。参考にしてください。
読書会の流れ
1.タイトルの紹介 2.要点の発表 3.意見や見解の共有 4.疑問点があれば共有 5.参加者の感想、ディスカッション
こんな人を待ってます
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土曜日の午前中から代官山で気持ちのよい休日のスタートを切りたい方。
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普段の読書のアウトプットの場がほしいと感じていた方
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研究熱心な方、幅広い分野に関心のある方、大学院に行かれていた方
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ベンチャーに興味がある方は気軽にご参加下さい!
選書の注意点
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自己啓発書、ビジネス書、小説は基本的に対象外です。(要相談)
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原則事前に主催者が書籍の可否のチェックをします。
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原則1週間前に課題図書を決定します
これまで扱った図書
第12回(12/03)
世界の技術を支配するベル研究所の興亡 - ジョン・ガートナー/土方 奈美
第11回(11/26)
哲学のモノサシ – 西研
プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 (岩波文庫) – マックス ヴェーバー, 大塚 久雄
ピクサー流 創造するちから – エド・キャットムル、エイミー・ワラス、石原薫 訳
第10回(11/19)
モイセス・ナイム, 加藤 万里子 - 権力の終焉
第9回(11/12)
西垣 通 - ビッグデータと人工知能 - 可能性と罠を見極める マルク・レビンソン, 村井 章子 - コンテナ物語
第8回(11/5)
ダイアン・コイル, 高橋 璃子 - GDP<小さくて大きな数字の歴史>
第7回(10/29)
ユヴァル・ノア・ハラリ - サピエンス全史
クリストフ・コッホ, 土谷 尚嗣, 小畑 史哉 - 意識をめぐる冒険
伊東 光晴 - ガルブレイス-アメリカ資本主義との格闘
第6回(10/22)
トム・バージェス, 山田 美明 - 喰い尽くされるアフリカ ~欧米の資源略奪システムを中国が乗っ取る日~
第5回(10/15)
塩野七生 - ローマから日本が見える
小林 雅一 - ゲノム編集とは何か
第4回(10/8)
バズ・オルドリン - ミッショントュマーズ
ジャンナ ・レヴィン, 田沢 恭子, 松井 信彦 - 重力波は歌う
第3回(10/1)
スディール・ヴェンカテッシュ, 望月 衛 - ヤバイ社会学
国分 拓 - ヤノマミ
第2回(9/24)
マーク・ブキャナン, Mark Buchanan, 水谷 淳 - 歴史はべき乗則で動く
アランナ コリン, Alanna Collen, 矢野 真千子 - あなたの体は9割が細菌 微生物の生態系が崩れはじめた
第1回(9/17)
ダロン アセモグル, ジェイムズ A ロビンソン, 稲葉 振一郎 - 国家はなぜ衰退するのか
サイモン シン, Simon Singh, 青木 薫 - 暗号解読
「要約、見解」参考例
これはかなりしっかりした要約と見解ですが、箇条書きなどでもOKです!
大事なことはポイントを絞った解説(人に簡単に説明できる程度)と、自分の解釈です。
筆者の意見に対して疑問があれば遠慮なく自分の見解を発表しましょう。
あとは、参加者全員で考えていろんな意見を出すことを心がけています。
サピエンス全史 要旨 - 人間(ホモ・サピエンス、以降サピエンス)は三つの革命によって今にいたる繁栄を手に入れた。第一の革命は認知革>命である。これによりサピエンスは集団で共有可能な、例えば国家、宗教、貨幣のような、虚構を作れるようになった。
認知革命でサピエンスが発展できた理由、それは多数の(150人以上)の見知らぬ者同士が協力しあえる集団を作れたからである。サピエンス以外の生物は150個体以上の集団を作れない、なぜならサピエンス以外の生物は虚構を共有できないため、顔を合わせる個体としか協力出来ないからだ。 ※顔を合わせられる集団の数は約150が限界。これをダンバー数と言う
続いて、第二の革命である農業革命によってサピエンスは定住する術を得た。またサピエンスは食料を定期的に得る術も手に入れたので、食料採集以外に扱える自由な時間を得た。この農業革命と先程述べた認知革命によって、サピエンスは国家、宗教、貨幣という虚構を作りあげていった。これがサピエンスの進化を更に加速させた。
およそ500年前、サピエンスは第三の革命である科学革命を起こした。これを可能にしたのは2つの要因、無知の知と、政治と経済という虚構である。無知の知によって、サピエンスは全能の神と言う虚構から解き放たれ、真理を自身の手で追い求めるようになった。また政治と経済という虚構は、将来には富が増えるという期待をエンジンにして、科学への投資を助長し続けた。これによりサピエンスは科学革命を実現した。結果、サピエンスは今我々が目にする繁栄を手にする。
サピエンスの進化、それは得てして他の種の絶命を招いた。サピエンスは他の全てのホモ属をの息を止めた張本人であり、またそれ以上の生物種を絶滅に追いやってきた。サピエンスの進化は、地球という物語から見れば悲劇なのである。
3つの革命によって、サピエンスは他の生物とは一線を画する繁栄を手に入れた。そしてサピエンスは今、生物の束縛から逸脱した進化を遂げようとしている。それは、AI、ゲノム編集、ロボットなどの力によるものだ。これにより、サピエンスはあらたなホモ属を生み出す可能性がある。そのとき、サピエンスは種の孤独から解放されるのだ。
見解 - 認知革命の仮説が正しいとして、ではなぜサピエンスだけが認知革命を達成できたのか?なぜ他の種では起きなかったのか?認知革命が起きた要因は想像力の獲得にあり、それにはサピエンス特有の脳の進化が関係していると考えられるが、だとすれば何故サピエンスだけそのような進化を経たのか?その進化の要因と、脳の進化の内実(想像力とはすなわちどんな物理現象なのか)を詳しく掘り下げたい。
サピエンスの力は集団で行動できることにある。ならば自身がすべきことは、集団が行動できる虚構を如何に作るか、または集団の中で何を為すかであろう。時代遅れの個人プレーに拘泥するのは愚かという他無い。
本書で書かれている、「火の使用が消化に使うエネルギーを減少させ、それによってサピエンスは余ったエネルギーを脳に使えるようになった。それがサピエンスの脳の進化を促した」という議論は大変興味深い。サピエンスの身体は何故こうなったのかについては、更に知見を積み重ねたい。現在は親指の進化と尻尾の消失に興味がある。
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